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記憶力はトレーニングしても上げられない?ぜひあなたにもやってほしい記憶力を上げる3つのトレーニング

 2018/05/07 脳力
この記事は約 11 分で読めます。 260 Views

あなたは「頭がいい人・勉強ができて成績がいい人・仕事ができて出世する人」はみんな記憶力が高い人と思っていませんか?その一方で、「自分は記憶力が悪くて・・・」と思っている人も少なからずいます。

 

たしかに、頭がいい人・勉強や仕事ができる人はたしかにいろんなことを知っていて知識の引き出しをたくさん持っている人が多いです。世の中を見てみると、周囲の人の評価が高くなるのは記憶力がいい人というイメージもありますよね。

 

そして、「記憶する」という作業につきものなのが「暗記」です。あなたも、学生時代に英単語や元素記号、化学反応式などを暗記した経験はないでしょうか。どうしても、勉強していく中で暗記はつきものですが、記憶力が悪いと思っているばかりに暗記をするのを苦痛に感じている人が多いんです。

 

「記憶力がないばかりに必要なことが覚えきれずにいて、高校入試や大学入試といった受験に失敗したり、勉強や仕事でミスを連発してしまったりといった失敗をした」というような経験をすると、「もっと記憶力が良ければいいのに」と自分の記憶力のなさに「くそー!」と思ったりすることもあるでしょう。実際、筆者も国家試験に何度も不合格になって、自分の記憶力の無さに情けなくなったことがありました。

 

ですが、記憶力の良し悪しは、もともと持っている頭の良さが大きく影響するかと言うと、必ずしもそうではありません。ちょっとした「トレーニング」をするだけで、あなたの記憶力をもっともっと上げることができるんです。もともと記憶力がいい人と言うのは、実は記憶しやすい自分なりの方法を無意識のうちにトレーニングして身につけて、持っていたりするのです。

 

でも、「トレーニング」と聞くとこんなイメージを抱きがちです。

それは、、、「ものすごく大変なトレーニングなんじゃないの?」

無理ありません。日本人だと、「いい結果を出すためには、苦しい仕事をやり続けてでないといけない」と、思いがちなんです。ですが安心してください。

あなたの普段の生活のなかでほんの少し工夫するだけで、簡単にトレーニングできる記憶術、記憶力を上げることができるんです。

 

それでは、記憶力を上げるためのトレーニング方法をお話していきましょう。

 

記憶ってなに?

あなたは記憶に種類があることをご存知ですか?

「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があるんです。

読んでそのまま、「短期記憶」は覚えてもすぐ忘れてしまう記憶で、

「長期記憶」は長期間でも覚えていられる記憶のことをさしています。

あなたも、その場だけ覚えているけどその後すぐにスポーンと忘れてしまうことはないでしょうか。

それが短期記憶ですね。

逆に、いつまでたっても忘れないことというのもあると思います。それが長期記憶です。

 

短期記憶と長期記憶はお互い関連しています。

私たちが何かを覚えるときは、必ず短期記憶として記憶されて、そのあとに長期記憶として記憶されるんです。ただ、ネックになっていることがあります。それは、短期記憶として記憶された情報がぜんぶ長期記憶として記憶されるのかというと、そうではないということなんです。

 

私たちの脳の中では、短期記憶から長期記憶へと移行するときに、「本当に長期記憶にとっておく情報なのか?」というのを仕分けしています。その仕分けをしているのが「海馬」という部分です。

海馬が「この情報は長期記憶にとっておいたほうがいい」と判断すれば、その情報は長期記憶としてあなたの中に記憶されます。ですが、海馬が「この情報は長期記憶にはいらない」と判断すれば、その情報は短期記憶のままで終わってしまい、長期記憶には残らないということになるわけです。

 

覚えていたけど忘れてしまった情報というのは、長期記憶まで移行しなかった情報と言うことになるんですね。

 

短期記憶から長期記憶へ移行するとき、脳の中では「精緻化」という作業が行われています。

どういうことかというと、まずあなたが最初に覚えた情報は脳の中で整理されていない状態なんです。そういう状態で短期記憶として記憶されています。

いろんな情報がごちゃごちゃに入っているイメージですね。

 

それに対して精緻化というのが行われると、ごちゃごちゃに入っている情報が頭の中で整理されていくわけです。例えば、いる情報といらない情報を仕分けしたり、覚えた情報をほかの情報と結び付けたり、新しくイメージを作ったり、、、といった作業をしていくんですね。

 

あなたの頭の中でそういう作業が行われると、精緻化された情報はあなたにとって必要な情報ということで長期記憶に保存されます。一方で、精緻化されるときに「いらない」と判断された情報はあなたにとって不要な情報ということで、忘れていくというわけです。

 

、、、、、ということは、「精緻化」の作業が、あなたの記憶力を向上させるために一つの大きなテーマになるということです。

 

記憶力を上げる3つのトレーニング

何回も繰り返しトレーニングするとあなたの記憶力が向上する○つの方法を紹介します。

その前に、記憶力を向上させるためには、大前提があります。

それは、先ほど出てきた2つです。

 

1つ目は、

思い出す回数を増やすこと

2つ目は、

「精緻化」しやすくすること

 

見かたを変えると、精緻化するためには思い出す回数を増やせばいい。

何回か思い出せば記憶は精緻化されていくということなんです。

 

では、その前提をふまえて3つのトレーニング方法を紹介していきます。

 

目を閉じる

なにかを思い出すときに目を閉じる人を見かけたことがありませんか?

その人は、目を閉じながら、自分の中で強制的に思い出す作業をしているのです。

 

人間は、目を閉じるといろんなイメージが湧いてきます。

それこそ、目を閉じる直前まで見ていた参考書の内容のイメージもありますし、それ以外にもいろんなイメージが湧いてきます。そして、そのイメージは消えていきます。目を閉じたときにあなたの中ではいろんなイメージが湧いては消えてをどんどん繰り返しているんです。

このイメージを利用してみましょう。

 

例えば、目を閉じると、あなたの頭は強制的に思い出す作業をし始めます。

そのときに目を閉じる直前に見た参考書など、覚えたいものを意識していれば、目を閉じた瞬間に出てくるイメージはあなたが覚えたいものになります。

ということは、目を閉じてイメージする回数を増やせば、精緻化しやすくすることができるということなのです。

 

イメージを頼りに覚えているかをチェックしていけば、キチンと記憶できているかどうかを判断する目安にもなります。というのは、しっかりイメージできてそのイメージを捉えていられるということは、あなたがしっかり記憶しているということなんです。逆に言えばしっかりとイメージできない部分はしっかり記憶できていないということになるんですね。

 

要注意なのは、疲れているときに目を閉じると、やっているうちにウトウトし始めること。

そういうときは、5分から10分くらい仮眠をとるか、立って覚えるなど、工夫してみてください。

また、声に出して言ってみると効果は上がります。

 

書いてみる

何かを書き写すというよりは、頭に浮かんだことをどんどん書いてみる作業です。

できれば誰かに見せるつもりで書いた方がいいですが、はじめは日記でもなんでもかまいません。とにかく、覚えたことを走り書きでもいいので書きだしてみましょう。

 

書きだすことのメリットは、書くことによってあなたの脳に与える刺激を大きくすることができるということです。覚えやすくすることができるんですね。また、書くことによって、自分が覚えていることと覚えていないことの区別がハッキリします。なぜかというと、自分が覚えていないことっていうのは、自分の中でモヤモヤした気持ちで適当な文章を書くことになりますから、すぐに「あぁ、ここが分かっていないな」というのがハッキリするんですね。

 

「書き出しをしていると時間がかかってダメだ!」という人がいます。

たしかに、書きだしているとものすごく時間がかかるというデメリットがあります。

ものすごく急いでいるときは、割り切ってキーワードだけを書き出すとか、一文字だけ書き出すといった工夫をすることでもかなり効果は出てきます。

 

例えば、夏目漱石の「こころ」の出だしで、

「私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。」という文章がありますが、こういうときは、

 

「私」

「その人」

「先生」

「本名」

 

という具合にキーワードを書いていったり、

 

「私」

「先」(注:「先生」の「先」だけを書いた)

「打」(注:「打ち明けない」の「打」だけを書いた)

 

という具合に一文字だけを書いていくというのも効果的です。

 

「こんなので効果あるの?」とあなたは思うかもしれませんが、ありますので試してみてください。

とくに、筆者も最初はそうだったのですが「『先』や『打』だけ書いて意味あるの?」という疑問についていうと、意味はあります。一文字だけ書いたところで意味が分からないと思いがちなんですが、あなたが自分で記憶しようと思って書いた一文字なので、「先」という一文字から「先生」という単語は連想できるんですね。少なくとも、先ほど書いた文章を読んで書き出した「先」の一文字を見て、「先制攻撃」とか、「先手必勝」というような単語は連想しないでしょう。

 

要注意なのは、書くときにあまり恐怖心を持たないこと。

筆者はよくあるのですが、覚えたつもりで書きだそうとすると、本当に「あれ?なんだっけ??」というくらいに書きだせないときがあります。そういうときが一番くじけそうになります。

でも、考えてみてください。一度覚えられなかったとしても、次に覚えられればいいんです。

大事なのは、「思い出せないことを知った」ということです。

「時間をかけて覚えたのになにも思い出せなかった、、、」と悲観的になる必要はまったくありませんので、軽い気持ちでやってください。

 

説明する・プレゼンする

覚えたことを自分の声に出して説明していく方法です。

よく「暗唱」することが今まであったと思いますが、暗唱するのってかなり負担が大きくありませんでしたか?

 

「暗唱しても暗唱しても覚えられない。。。」

呪文のように、、、お経のようにとなえているのに、まったく覚えられない。

そういうことが暗唱をしているとよくあります。

 

そういう人にとっては、他人に説明したりプレゼンすると言うのがいいのです。なぜかというと、他人に説明するとなると、まずは自分がそのことを知っていないといけません。知っているということは自分で勉強したことを覚えておいて、引き出せる状態になるということです。

ということは、説明することであなたが覚えていたことを思い出す作業が勝手に行われるんです。

 

一つポイントは、「人に向かって話すこと」です。

でも、実は話を聞いてくれる人を見つけるのが負担だったりします。

そういうときは、ボイスレコーダーを手元に用意しておいて、覚えたことを話すときにボイスレコーダーに吹き込みながら話すのが効果的です。一人でただ声に出しているのよりも、ボイスレコーダーに吹き込むという一工夫を加えるだけで、意識が変わります。

 

また、吹き込むときに、尊敬する先生や先輩が聞いてくれているのをイメージして話をしたり、自分が塾の講師になったつもりで、初心者に説明しているのをイメージして話をすることで、頭を使いながら説明することになります。そうやって説明していくと、あなた自身も真剣に考えて説明していくことになるので、より記憶しやすくなります。

 

ポイントは、最初からうまく説明しようと力みすぎないこと。

誰かが聞いてくれていたとしても、それはあなたにとっては説明がうまくなる前段階のレベルのはなしなので、説明がうまくいかなくてもまったく問題ありません。逆に、説明がうまくいかなかったら「どうやったら次は説明しやすくなるか」という課題が出てくるので、もっと考えながら説明する方向に意識が向き始めます。

 

失敗するのを前提に、どんどん声に出していってください。

一度、自分で説明できると、その部分が大きな自信になります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

テクニックとしてはいろいろあるとは思いますが、やはりあなたが記憶力を向上させるためにはある程度の回数を繰り返すことが大切です。その繰り返す時間を短くするためにはイメージ力をアップするのが効果的です。

ぜひ、試してみてくださいね。

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