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黙読の壁を破って速読につなげるための9つのコツ

 2018/06/05 速読
この記事は約 14 分で読めます。 289 Views

「仕事が忙しくて本を読む時間がとれない!」
「気になる本があっても読む時間がなくて読めない!」
「そのうち時間が出来たときに読もうと思って買ったのに、
買ったまま積ん読になってる!」

あなたもこういう経験はないでしょうか?
仕事をしていくうえではビジネス書や新聞を読むのは大切です。
「でも、なにせ時間がない、、、」
そういう悩みを持つ人がとにかく多いんです。

そんな悩みをどうにかしようと速読できるようにしたいと思ったけど、
結局は速読をマスターできなくて、挫折してしまった、、、
そういう人があとをたちません。

もしあなたも速読をマスターできなくて挫折したのだとしたら、
それは「ある一つの壁」が越えられなかったからかもしれません。
実際に、この壁を越えられなくて挫折する人はかなり多いのです。

この記事では、
あなたが「ある一つの壁」を越えて、
いまよりも素早く文章を読むにはどうすればいいのか?
をお伝えしていきます。

この記事を読んでどれか一つでも実践してもらえば、
あなたの文章を読むスピードは今よりも間違いなく早くなっています。
人によっては文章を読むスピードが2~3倍まで上がりますので、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

文章の読み方には3種類あります

まず、あなたは文章の読み方には3種類あることをご存知ですか?
1つ目は「音読」
2つ目は「黙読」
3つ目は「視読」
と呼ばれている読み方です。

音読と黙読は馴染み深い読み方でしょう。
それとは反対に、「視読」はあまり馴染みがないのではないでしょうか?
ここでは、まずは音読、黙読、視読の内容を説明していきます。

音読

音読は一字ずつ声を出して読んでいく読み方です。
あなたも、小学生のころに教室でみんなの前で声を出して
教科書を読んだ経験はないですか?

あのときのような読み方、
声を出して一字ずつ丁寧に読んでいくのが音読です。

黙読

黙読は一字ずつ声を出さずに読んでいく読み方です。
音読との違いは声を出すか出さないかというところです。

黙読であるのは、実際に声は出さないまでも、
一字ずつ読み進めていくときに自分の中で「音声化」していることです。

あなたも本や新聞を読んでいるときに、
口は動かしていなくても、頭の中では声を出しているかのように
発音していることはありませんか?
そういうふうに目で追いかけて読んでいる文章を
頭の中で音声化しながら読んでいく読み方、これが黙読です。

視読

視読は文字単位というよりは、単語や文章を一つのブロックと見て読んでいく方法です。
視読も、黙読と同じように声を出して読むことはしませんが、
「単語や文章を一つのブロックと見て読む」というところと、
「頭の中で音声化しない」というところが、
黙読と一番違うところです。

では、視読はどういうふうに読んでいくと思いますか?
目で見た単語や文章を音声化しないで、「イメージ化」するのです。

たとえば、文章の中で「やかん」とあったら、
それを頭の中で「やかん」と音声化しながら読み進めていくのではなくて、
「やかん」の文字を見たら、
中にお水を入れてコンロでお湯を沸かすやかんをイメージ化するんです。

そういう風にして音声化しないでイメージ化しながら読んでいく読み方、
これが視読です。

音読・黙読だと文章を読むスピードが遅いワケ

文章を読むスピードを考えると、
・音読が一番遅い、
・黙読は音読よりも早い、
・視読は黙読よりも早い、
という順番になります。

同じスタート地点で文章を読み始めると、
本を一冊読み終える時間が一番早くて
一番手になるのが「視読」
二番手になるのが「黙読」
三番手になるのが「音読」
となります。

視読に比べて音読や黙読だと読むスピードが遅いのには理由があります。
・一字ずつ読む。
・実際に声に出したり、自分の中で読み上げる「音声化」のステップが入る。
という2つの理由があって、早く読み進めるのには限界があるんです。

視読は単語や文章をブロックで見ながら内容を把握していくので、
一次ずつ読んでいくのよりは文字を見るスピードが速くなります。
また、視読は見た単語や文章を音声化せずに頭の中でイメージ化するので、
「音声化のステップ」がいらなくなります。
その点でも、読むスピードを上げられるんです。

理解するスピードも、
実は文章を音声化しないでイメージ化する方が早いと言われています。
逆に言うと、しっかり音声化したところで、頭にしっかり記憶しているかというと、
必ずしもそういうわけではないんですね。

黙読の壁をクリアする9つのコツ

速読の本を読んだりセミナーへ行った経験がある人でも、
たいていの人が挫折して諦めることがあります。
それは、、、
「黙読の壁をクリアできない」
という点なんです。

黙読の壁をクリアできない理由はいくつかあります。
・子どもの頃からしてきた読み方なので、どうやっても抜けない。
・黙読しないとしっかり理解できない気がして不安
・一回で理解するには視読よりも黙読しないとダメという先入観

ただ、どの理由を見ても、
今までの読み方から抜け切れていないことや、
今までの読み方と変わった読み方をするのが怖い
という感情が原因になっていることがほとんどです。

では、どうすれば速読の壁をクリアできるのか、
そのコツを9つ紹介します。

目を速く動かすことに慣れる

まず1つめのコツは、「目を速く動かすことに慣れる」です。

なぜ目を速く動かすことに慣れるのが必要かというと、
やっぱり文字を目で見ることには変わりないからです。
文章を早く読むためには一字ずつ見るのではなくて
一つのブロックとして見るのが早く読むのに大事ですが、
ブロックをすばやく見ていくことも大事なんです。

眼球は「内眼筋」と「外眼筋」という筋肉で動いています。
内眼筋は目の焦点を合わせるための筋肉で、
外眼筋は眼球を上下左右に運動させるための筋肉です。

目を動かすと外眼筋が鍛えられてきて、
だんだんと目を速く動かすことができるようになってくるんです。
目の運動も筋トレと同じなんですね。

この目の運動は、
眼球を左右に繰り返し動かしたり、
上下に繰り返し動かしたり、
左上と右下の間を繰り返し動かしたり、
右上と左下の間を繰り返し動かすことでできます。

こういうふうに目を動かしていくうちに、
外眼筋が鍛えられていきます。

要注意なのは、いきなり長い時間、
繰り返ししないことです。
筋トレも限度を過ぎると炎症が起きるのと同じで、
外眼筋の筋トレもやりすぎはよくありません。

繰り返し動かして疲れたら休憩する
くらいのイメージでやってください。

視野を拡げる

2つめのコツは「視野を拡げる」です。
なぜ視野を拡げるのが大事かと言うと、
視野を拡げることで一回に見れる文字の数を増やせるからです。
一回で見れる文字の数が増えれば、
それだけ文章を読むスピードが上がるんです。

視野には2つの見方があります。
一つは「中心視野」で、もう一つは「周辺視野」です。

あなたが音読や黙読をしているときは、一文字ずつしっかり見ていますね。
こういうときの視野は「中心視野」です。
反対に、視野を拡げるときは中心視野ではなくて「周辺視野」にします。

周辺視野にすると一文字だけがしっかり見えるのではなくて、
もっとたくさんの文字を一度に見れるようになります。

周辺視野の作り方は、
まずは7文字くらいの文字を一度に見るように意識すること。

たとえば、下の例文をみてください。

・この文章を周辺・視野で見ます。・見れましたか?・

ドット「・」を意識して、
「この文章を周辺」を見てください。
次に、
ドット「・」を意識して
「視野で見ます。」を見てください。
次に、
ドット「・」を意識して、
「見れましたか?」を見てください。

どうですか?
一文字ずつ見なくても、
7文字まとめてでも意外と見れたのではないでしょうか。

このようにして、あなたが見やすい文字数を設定して、
周辺視野を作れるようにしてください。
最初は7文字くらいがいいですが、慣れてくると、
12文字だったり、1行まるまる見れたりできるようにもなります。

周辺視野で文章を見れるようになると、
あなたの文章を読むスピードはグンと上がります。

見たことをアウトプットする

3つ目のコツは「見たことをアウトプットする」です。
見たことをアウトプットすると、記憶に残りやすくなります。

記憶に残った情報が増えていくと、
文章の内容を頭で補完してくれるようになります。
補完してくれるようになると、文章を読んでイメージしやすくなるので、
文章を読むスピードが上がるんです。

アウトプットする方法は、例えば頭に残っていることを
手で書いてみる
声に出して言ってみる
人に説明してみる

というようにどんな方法でも構いません。
時間があれば手で書いてみるのがいいのですが、
時間がなくて手早く済ませるときは声に出して言うのでも十分効果はあります。

大切なのは、頭に入った情報と入っていない情報とを区別することです。
そのためには、どの情報を知って、どの情報を知らないかを
自分で知らないといけません。

知っている情報は自分の外に出すと、
そのあとに文章を読むスピードが速くなります。
私の経験上、このアウトプットしたあとのスピードは
速いと4倍くらいにはあがります。
ぜひ実践してください。

いままでの2倍のスピードで黙読する

4つ目のコツは「いままでの2倍のスピードで黙読する」です。
黙読を卒業するためのコツなのに黙読をするのは矛盾していますが、
実は黙読のスピードを上げることが文章を早く読むための練習になるんです。

「黙読を速くすると文章に書かれていることがわからなくなる」
という人がよくいます。あなたはどうでしょうか?

実はこれは仕方のないことで、
あなたが普段理解しようとしているスピードで読むのよりも早いので、
理解が追い付いていかないんですね。
ですが、30分から1時間くらい続けていると、
あなたも2倍のスピードで読めることを実感できます。

なぜかというと、あなたが2倍のスピードで黙読を続けていると、
脳がそのスピードについてこようとするからなんです。
あなたが黙読するスピードに脳がついてくると、
文章の内容も理解できてくるようになります。

こうすることでも、あなたの文章を読むスピードは速くできます。
黙読できるスピードを速くすると、
視野を広くして読む「視読」に切り換えたときに読めるスピードは
グンと上がります。

黙読は、視読をするときのベースになるんですね。
このステップは地道な作業が必要になりますが、
そのあと視読に切り換えたときに読めるスピードが上がりますので、
下地作りのつもりで気軽に試してみてください。

違うことを言いながら文章を見る

5つ目のコツは「違うことを言いながら文章を見る」です。

視野を拡げて視読をしていると、
文章に書いてあることを見ながら、
「ふーん、こんなことがあるのか」というように、
文章に書いてあるのをただ復唱するのではなくて、
文字から自分が思ったことを感じられるようになります。

この感じたことと文章の内容がリンクして、
覚えやすくなるんです。

違うことを言いながら文章を見るとどんなことが起こるのかというと、
周辺視野を作りやすくなります。
というのは、何も意識しないでただ文章を見ているだけだと、
私たちは子どもの頃からの経験で、
一文字ずつじっくり見ながら読む中心視野での読み方になってしまいます。

こうならないように、意識を文章の文字、一文字に集中させずに
別のところに意識を向けさせると周辺視野を作りやすいんです。

あなたが声を出しているとき、あなたが見ている文字への意識と
声を出す行動への意識とでは、
声を出す行動への意識の方が強くなります。

ですので、あなたが見ている文字への意識は
薄らいでいくんですね。

文字への意識が薄らぐと、視野が中心視野から周辺視野へと
変わってきます。

周辺視野になると読むスピードが上がりますので、
意外にも早く読めるようになるんです。

同じところを何度か読み返す

6つ目のコツは「同じところを何度か読み返す」です。

あなたが文章を読むときは、一気に最初から最後まで読みますか?
それとも、途中で小休止を入れながら読みますか?

どちらの場合でも、何度か繰り返し読むと
前に読んだ情報が頭に入っていますから、
文章の内容が理解しやすくなります。

また、こんなたとえ話もあります。
「私たちの頭の中は雑草で覆われた藪のよう。
初めての本を読んでいるときは、
頭の中の藪をかき分けて進んでいるのと同じで、とても読みづらい。
だけど、藪をかき分けたら、そのあとに草をかき分けた跡が残る。

また同じ本を読むと、藪にできた跡をたどっていけばいいので、
読み進めるのが楽になる。

また何度も同じ本を読むと跡がだんだんハッキリしていきて、
けもの道になり、しまいにはアスファルトで舗装された道になる。

こうなると、最初は時間をかけて苦労して作った道も、
数分で通れるようになる。」

この例え話の「跡」は頭に残った記憶です。
つまり、繰り返し読むとどんどん記憶に残りやすくなるし、
読むスピードも速くなるということなんですね。

一日に読むボリュームを増やす

7つ目のコツは「一日に読むボリュームを増やす」です。

これは当たり前のことで、今まで1冊の本を一日かけて読んでいたのなら、
1冊分の情報しか頭に入ってきません。
ですが、一日に5冊の本を読めたら、
あなたの頭には今までの5倍の情報が頭に入ることになるんです。

「今までの5倍のスピードで本を読んだら、
内容なんてしっかり理解できない。」
あなたはそう思うかもしれません。

だけど、一日1冊の本をじっくり読んだ場合でも、
一日5冊の本をササッと目を通すくらいで読んだ場合でも、
実は1冊の本の理解度はそんなに変わらないんです。

どういうことかというと、
文章を理解するのは、同じ文章を見る回数が
かなり影響してくるということなんです。

1回読んで100%理解できるのがベストですが、
残念ながら文章を1回だけ読んで100%理解できるのは、
その分野のバックボーンがある人くらいです。

理解度が大きくなってくると、
あなたの文章を読むスピードも上がります。

よく、人は同じ文章を8回は読まないといけないと言われます。
ですので、分からなくてもいいから早く8回以上読んで、
読むスピードをどんどん上げていきましょう。

一日数冊の本を読もうとすると
強制力が働いてスピードを重視するように
意識が変わります。
そうすることで、読むスピードは上がってきます。

目次を見て本文の内容を想像する

8つ目のコツは「目次を見て本文の内容を想像する」です。

なぜ目次を見るのが大事かというと、
目次はその本に書いてある内容の方向がざっくりと分かるからです。

それともう一つ。
目次はその本のキーワードが書いてありますから、
「この部分、どういうことが書いてあるんだろう?」
というふうに、疑問に思いやすいんですね。

私たちは、文章を読むときに疑問に思ったり質問したいことがあると、
無意識のうちにその答えを探しに行きます。

ただのんびり読んでいる状態ではなくて、
自分から積極的に答えを探す姿勢になるんですね。

そういう姿勢で読むから、読むスピードもどんどん速くなっていきます。
なぜかというと、質問の答えと関係ないところは
どんどん読み進めていって質問の答えになりそうなところ、
ヒントが書いてあるところをどんどん探すからなんです。

文章は全部が全部、
いまのあなたに役立つというわけではありませんし、
いま役立たなくても半年後に役立つかもしれません。

読むときのあなたの状態によってかわってきます。

ですから、目次を読みながら疑問を意識的に作って本文を読む
というのも、読書スピードを上げるコツになります。

読みたいところを読む

9つ目のコツは「読みたいところを読む」です。

上の「目次を見る」にも似ていますが、
本文をパラパラとめくっていって、
気になったところだけを読んでいきます。

最初は広い読みみたいな感じになりますが、
何回か繰り返しページをめくりながら拾い読みしていると、
だんだんと本文の内容が分かってきます。

そうなってくると、
最初から最後までそんなに時間がかからず一気に読めます。

この読み方も、実は少しずつ本の内容に頭を慣れさせていく方法なんです。
こういうふうに読んでも、あなたの読むスピードを速くできます。

まとめ

いかがでしたか?
速読をするときには、文章をつくっている文字を読まずにそのままイメージ化していくことが大事です。
でも、全部の本を速読する必要はありませんし、全部の文章を超高速で読む必要もありません。

また、この記事に書いたことを全部やる必要もありません。
あなたがやりやすそうなところをピックアップして実践していってくださいね。

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